グレート-ジンバブエ国立記念物(読み)グレートジンバブエこくりつきねんぶつ

世界遺産詳解 の解説

グレートジンバブエこくりつきねんぶつ【グレート-ジンバブエ国立記念物】

1986年に登録された世界遺産(文化遺産)。ジンバブエの首都ハラレの南方250~300km、ザビ川上流部のジンバブエ高原(標高約1000m)の南端にある大規模な石造遺跡である。「ジンバブエ」は、ショナ語で「石の家」を意味する。この遺跡は、花崗岩アクロポリス楕円形神殿、石造りの集落「谷の遺跡」の3つからなり、宮殿、神殿、要塞住居、家畜小屋などの石造遺跡がある。これらは11~18世紀にショナ族ロズウィ族が建設したものである。この遺跡はジンバブエ文化の象徴で、同国民の誇りとなっており、国名もこの遺跡にちなんでつけられたものである。◇英名はGreat Zimbabwe National Monument

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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