日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 グレイ(吸収線量の単位)ぐれいgray 国際単位系(SI)の吸収線量の単位。組立単位の一つ。放射線や物質の種類に関係なく、割合として、物質1キログラム当り1ジュールの放射線のエネルギーを吸収するときの吸収線量を1グレイといい、Gyで表す。1975年の国際度量衡総会で、ラドにかわる単位として採択された。1グレイは100ラドにあたる。名称はアメリカの物理学者グレーL. H. Gray(1906―1965)の業績にちなんでいる。[小泉袈裟勝][参照項目] | 国際単位系 | ラド 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例