グルカー戦争(読み)グルカーせんそう(英語表記)Gurkha War

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グルカー戦争」の意味・わかりやすい解説

グルカー戦争
グルカーせんそう
Gurkha War

ネパール戦争ともいう。 1814~16年に起ったネパールグルカー朝とイギリスとの戦争。ネパールの南辺とイギリス領インドとの国境地帯紛争が原因。この地帯は 18世紀後半から国境不明のままイギリス領となったため,グルカーのタライ地方,ゴーラクプル侵入があり,紛争が生じた。イギリスは初め抗議を繰返したが解決せず,F.ヘースティングズ総督になると武力解決に転じ,14年宣戦布告。イギリスは山岳戦に苦戦したが勝利を収め,16年サガウリで講和条約を結んだ。この結果,イギリスのネパール支配が確立した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android