グリモアルド(読み)ぐりもあるど

世界大百科事典(旧版)内のグリモアルドの言及

【メロビング朝】より

…ダゴベルト1世は東分国貴族を後見人とする同分国の下王権を設定し,同貴族の不満を押さえた。ダゴベルト1世の死で(638),父王との2代にわたる同朝の最盛期は終わり,アクイタニアにはトロサ大公権が成立し,東分国では,ピピン1世の子グリモアルドGrimoaldが宮宰職を通じて,実権を握った。グリモアルドは,東方政策の失敗による東分国の危機に乗じて,ダゴベルト2世を追放し,みずからの子ヒルデベルトを擁立するクーデタを敢行するが(656),この貴族による初の試みも同朝のジッペ(部族)を守護する勢力にはばまれ,ピピン家門は後退した。…

※「グリモアルド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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