ムコ多糖ともいう.アミノ糖を含む一群の酸性多糖の化学的系統名.遊離状態あるいはタンパク質と結合して,結合組織や粘液に存在する.構造上はアミノ糖(グルコサミン,ガラクトサミン)とウロン酸(グルクロン酸,イズロン酸),あるいはガラクトースからなる二糖の繰り返し長鎖構造をもち,硫酸化されている場合が多い.代表的なものに,ヒアルロン酸,コンドロイチン硫酸,デルマタン硫酸,ヘパラン硫酸,ヘパリン,ケラタン硫酸などがある.ヒアルロン酸以外は,タンパク質に共有結合したプロテオグリカンとして生合成され,脊椎動物の軟骨をはじめとする結合組織に広く分布するが,植物界には見いだされていない.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...
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