グランドバンクス

精選版 日本国語大辞典 「グランドバンクス」の意味・読み・例文・類語

グランド‐バンクス

(Grand Banks) カナダ東部ニューファンドランド島の東方沖合にある浅堆(せんたい)。世界的大漁場一つで、特にタラの漁場として有名。一六世紀末にフランス漁民が開拓した。

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デジタル大辞泉 「グランドバンクス」の意味・読み・例文・類語

グランド‐バンクス(Grand Banks)

カナダ東部、ニューファンドランド島沖にある浅堆せんたい。世界的大漁場の一つで、特にタラの漁場として有名。

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改訂新版 世界大百科事典 「グランドバンクス」の意味・わかりやすい解説

グランド・バンクス
Grand Banks of Newfoundland

カナダ東部ニューファンドランド島南東方にある海底の浅所。西のノバ・スコシアとはセント・ローレンス湾に通ずるローレンシア水道で隔てられ,東には1300mの深所を隔ててフレミッシュ・キャップFlemish Capがある。この南端部では北米大陸東岸を北上する湾流とラブラドル海を南下するラブラドル海流とがぶつかり,好漁場として世界的に有名である。ノバ・スコシアとニューファンドランドに分布するアパラチア系の古生界の基盤上に堆積した第三系から成る。1929年11月18日にニューファンドランド島南方に起こったグランド・バンクス地震では,この付近に敷設されていた海底電線震央から大陸斜面海底扇状地深海平原に向かって13時間にわたって次々に切断海底地すべりとそれに伴う混濁流が起こったことによると考えられている。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グランドバンクス」の意味・わかりやすい解説

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