グラシン紙(読み)グラシンシ

デジタル大辞泉 「グラシン紙」の意味・読み・例文・類語

グラシン‐し【グラシン紙】

glassine paper化学パルプを用い、光沢をつけて透明に仕上げた薄紙書籍カバーなど特殊包装用。

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精選版 日本国語大辞典 「グラシン紙」の意味・読み・例文・類語

グラシン‐し【グラシン紙】

〘名〙 (glassine paper の訳語) 化学パルプを用いてすいた紙に光沢をつけ、ガラスのように透明にした薄紙。紙巻煙草内装食品の包装、書籍の表紙カバーなどに用いる。

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百科事典マイペディア 「グラシン紙」の意味・わかりやすい解説

グラシン紙【グラシンし】

化学パルプを高度に粘状に叩解(こうかい)してすき,強い光沢を付け,表面平滑に仕上げた薄い紙。普通は透明度が高いが,填料(てんりょう)を加えて不透明にしたものもある。用途は食品・タバコ薬品などの包装,容器の内張り,窓付封筒,切手シートの間紙(あいがみ)など。→包装用紙

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世界大百科事典(旧版)内のグラシン紙の言及

【紙】より


[薄葉(うすよう)紙]
 薄葉紙は,坪量が40g/m2以下,和紙では20g/m2以下の薄い紙をいう。グラシン紙は,化学パルプを長時間叩解後カレンダーがけし,圧縮して作った紙で,通気性が低い半透明の性質をもっている。菓子や食品の包装,容器の内張りなどに用いる。…

※「グラシン紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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