グズマニア(読み)ぐずまにあ

精選版 日本国語大辞典 「グズマニア」の意味・読み・例文・類語

グズマニア

〘名〙 (Guzmania) パイナップル科グズマニア属の植物総称。熱帯アメリカ原産で、一二八種ほど、観賞用に栽培される。代表種に、苞(ほう)の色が真紅で美しいグズマニア‐マグニフィカや、苞と共に葉も美しいグズマニア‐ザーニーなどがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「グズマニア」の意味・わかりやすい解説

グズマニア
ぐずまにあ
[学] Guzmania

パイナップル科(APG分類:パイナップル科)の観葉植物。熱帯アメリカに110~126種分布し、多くはアンデス山地の多雨林地帯に着生して育つ。葉には刺(とげ)がなく、葉質も軟らかい種類が多い。マグニフィカG. ×magnifica Richterは高さ15~20センチメートルの小形種で、朱赤色の包葉が星形に多数つき、5か月以上も美しく、小鉢物として栽培が多い。葉に白色斑(はん)の入る品種もある。リングラータG. lingulata Mezは大形種で、花穂も大きく、花も黄色で美しく、マグニフィカやリングルザーニイG. ×lingulzahnii Dutrieの交雑親として有名。10℃以上で越冬し、株分けで殖やす。

[高林成年 2019年6月18日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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