クーパーズタウン(英語表記)Cooperstown

改訂新版 世界大百科事典 「クーパーズタウン」の意味・わかりやすい解説

クーパーズタウン
Cooperstown

アメリカ合衆国ニューヨーク州中部の町。人口2342(1980)。人口の割にこの町が有名なのは,1839年アブナー・ダブルデーが,ここで野球を創案したといわれるからで,百年祭では国立野球殿堂National Baseball Hall of Fame and Museum(1939設立)が設けられた。氷河湖であるオツィーゴ湖の南岸にあるこの町は,作家J.F.クーパー少年時代を過ごした所で,町名は彼の父で町の創立者でもあるウィリアム・クーパーにちなむ。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クーパーズタウン」の意味・わかりやすい解説

クーパーズタウン
Cooperstown

アメリカ合衆国,ニューヨーク州東部にある村。オールバニ西方 97km,オチェゴ湖の湖岸に位置する。 1839年ここで近代野球が始ったといわれ,国立の野球殿堂がある。夏は観光地となる。人口 2180 (1990) 。

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世界大百科事典(旧版)内のクーパーズタウンの言及

【野球】より

…この委員会は,もと投手で当時アメリカで最大の運動具商のスポルディングAlbert Goodwill Spalding(1850‐1915)が依頼して構成されたといわれる。調査委は,野球はアメリカで生まれたものであり,1839年にダブルデー少将Abner Doubledayが考案し,最初のゲームはニューヨーク州の郊外クーパーズタウンで行われた,と結論を出した。クーパーズタウンには,現在野球殿堂が建てられている。…

※「クーパーズタウン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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