ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリム・ハン国」の意味・わかりやすい解説
クリム・ハン国
クリム・ハンこく
Krym Khanstvo; Krymskaya Orda
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1426年ごろチンギス・ハンの長子ジュチの血を引くハジ・ギライが、衰退したキプチャク・ハン国(金帳ハン国)から自立してクリミアに建てた国。1475年以後オスマン・トルコ帝国の保護国となり、その後援のもとにロシア、ポーランドと争って、領土をクリミア半島からウクライナ南部に拡大した。住民はトルコ系でクリミア・タタールとよばれ、首都のバフチサライは黒海北岸におけるイスラム文化と商業との中心地であった。同系のカザン、アストラハンの2ハン国が16世紀に相次いで滅亡したのちも、約2世紀にわたって金帳ハン国の正統な継承者としての地位を保持したが、南下するロシアの圧力には抗しきれず、1783年ロシア帝国に併合された。
[小松久男]
15世紀中頃~1783
キプチャク・ハン国の分国。15世紀にハージー・ギレイ(Hājjī Girei)が黒海北岸に建国。首都はウクライナ共和国クリミア自治共和国のバフチ・サライでクリミア半島の南端に近い。1502年,ロシアとともにキプチャク・ハン国を滅ぼした。メングリ・ギレイ(Mengli Girei)はオスマン帝国の保護下に入って長く繁栄したが,1783年ロシアに滅ぼされた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
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