クリスティアン9世(読み)クリスティアンきゅうせい(英語表記)Christian IX

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリスティアン9世」の意味・わかりやすい解説

クリスティアン9世
クリスティアンきゅうせい
Christian IX

[生]1818.4.8. ゴットルプ
[没]1906.1.29. コペンハーゲン
デンマーク王 (在位 1863~1906) 。シュレースウィヒ=ホルシュタイン問題が第1次ドイツ=デンマーク戦争 (1848) にまで発展するなかで,両地方の統合独立を規定したロンドン協定 (52) によってデンマーク王位についたが,王位につくやただちにシュレースウィヒ=ホルシュタインのデンマーク併合をすすめ (63) ,1864年両地方の反乱とドイツ軍のユトラント (ユラン) 侵入を招いた (第2次ドイツ=デンマーク戦争) 。その後のウィーン条約 (64) によってデンマークはデンマーク領北シュレースウィヒを含めてシュレースウィヒ,ホルシュタイン,ラウエンブルクをオーストリア皇帝とプロシア王に譲渡。彼の治世は内政において政党が発達し,最初の左派政権が樹立した (1901) 。

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367日誕生日大事典 「クリスティアン9世」の解説

クリスティアン9世

生年月日:1818年4月8日
デンマーク王(1863〜1906)
1906年没

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