クリスティアン10世(英語表記)Christian Ⅹ

改訂新版 世界大百科事典 「クリスティアン10世」の意味・わかりやすい解説

クリスティアン[10世]
Christian Ⅹ
生没年:1870-1947

デンマーク王(在位1912-47)および同君連合化に伴うアイスランド王(在位1918-44)。1920年北部スリースウィー(シュレスウィヒ)の帰属問題をめぐる住民投票後の〈フレンスボー運動〉を支持する立場から,内閣を辞職させたことにより〈復活祭危機〉を呼び起こした。それはデンマーク史上最後の国王による政治的権能行使であった。第2次世界大戦中のドイツ占領下で,スカベニウス内閣の任命を拒絶するなどの彼の毅然たる態度国民の彼に対する信望を確かなものとした。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

20世紀西洋人名事典 「クリスティアン10世」の解説

クリスティアン10世
Christian Ⅹ


1870 - 1947
デンマーク,アイスランド国籍。
元・デンマーク王,元・アイスランド王。
デンマーク王として1912〜47年在位し、連合化に伴い’18〜44年アイスランド王ともなる。第一次世界大戦中北部の帰属問題をめぐり、フレンスボー運動を支持する立場から内閣を辞職させ、中立を堅持した。第二次世界大戦ではドイツの占領下でスカベニウス内閣の任命を拒絶し、国民の彼に対する信望を確かなものとした。デンマーク史上最後の国王。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリスティアン10世」の意味・わかりやすい解説

クリスティアン10世
クリスティアンじっせい
Christian X

[生]1870.9.26. シャロッテンルンド
[没]1947.4.20. コペンハーゲン
デンマーク王 (在位 1912~47) ,アイスランド王 (在位 18~44) 。フレデリック8世長男。第2次世界大戦中ナチス・ドイツに国土を占領され,ヒトラーからの誕生日祝電に対して,すげない返事をしたため,いわゆる 1942年 11月の電報危機を迎えた。 43年レジスタンスの広がりとともにナチスによって監禁された。

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367日誕生日大事典 「クリスティアン10世」の解説

クリスティアン10世

生年月日:1870年9月26日
デンマーク王(1912〜47),アイスランド王(18〜44)
1947年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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