クラッシャー(読み)くらっしゃー(英語表記)crusher

翻訳|crusher

デジタル大辞泉 「クラッシャー」の意味・読み・例文・類語

クラッシャー(crusher)

鉱石岩石などを砕く機械破砕機粉砕機

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精選版 日本国語大辞典 「クラッシャー」の意味・読み・例文・類語

クラッシャー

〘名〙 (crusher) 鉱石、岩石などを適当な大きさに砕く機械。破砕機。粉砕機。
セメント樽の中の手紙(1926)〈葉山嘉樹〉「私の恋人は破砕器(クラッシャー)へ石を入れることを仕事にしてゐました」

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「クラッシャー」の意味・わかりやすい解説

クラッシャー
くらっしゃー
crusher

固体粒子を細かく粉砕する機械の総称。粉砕機の一種。固体原料に外力を加えて細かくするとき、砕かれたものの粒度が比較的大きい場合(最大粒子が1ミリメートル以上)を破砕といい、比較的細かい場合を粉砕といって区別する。しかし、その境界ははっきりしないし、細かく粉砕する前段階として破砕が行われる場合も多い。また、以上二つの場合を含めて粉砕というときもある。

 原料の堅さによって、硬原料用と軟原料用に分類される。硬原料用としては、下方のすぼまったV字形破砕部をもつジョークラッシャーがある。V字形破砕部は小さい振幅で接近・離反を繰り返し、圧縮力で原料を粉砕する。互いに逆方向に回転する1対の円筒形ロールの間で原料を圧砕するロールクラッシャーは、硬軟両原料用に使用される。石炭のように比較的破砕されやすい原料には、多くの軟原料用クラッシャーが使用されている。

[中山秀太郎]


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百科事典マイペディア 「クラッシャー」の意味・わかりやすい解説

クラッシャー

石塊,鉱石など固体原料を破砕する機械。二つの鋼片やロールに原料をはさみ圧縮力または衝撃力を加えて砕く。種類が多いが,硬原料の粗砕にはジョークラッシャーなど,細砕にはロールクラッシャーなど,軟原料にはハンマーミルなどが使われる。
→関連項目砕石

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改訂新版 世界大百科事典 「クラッシャー」の意味・わかりやすい解説

クラッシャー
crusher

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世界大百科事典(旧版)内のクラッシャーの言及

【粉砕機】より

…粉粒体を粉砕するための機械装置。比較的粗い粉砕,すなわち破砕に使われる粉砕機を破砕機またはクラッシャーcrusherと呼ぶことがある。また比較的細かな粉砕に使われる粉砕機を俗にミルmillと呼ぶ場合がある。…

※「クラッシャー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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