クウォ・ヴァディス(英語表記)Quo Vadis

山川 世界史小辞典 改訂新版 「クウォ・ヴァディス」の解説

『クウォ・ヴァディス』
Quo Vadis

ポーランドの作家ヘンリク・シェンキェヴィチの小説(1896年)。ローマ皇帝に捕えられていたペテロが牢から釈放された際に現われたキリストに対し「クウォ・ヴァディス(いずこに行きたもうか)」と,問うたとされる。その同じ問いを投げかけてこの作品は,祖国受難を初期キリスト教徒の迫害になぞらえ,それをもって祖国に独立希望を与えようとした。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android