クアラルンプール(英語表記)Kuala Lumpur

翻訳|Kuala Lumpur

精選版 日本国語大辞典 「クアラルンプール」の意味・読み・例文・類語

クアラ‐ルンプール

(Kuala Lumpur) マレーシア連邦首都マレー半島の南西部にあり、政治文化交通中心地付近で錫(すず)採掘ゴム栽培が行なわれる。

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デジタル大辞泉 「クアラルンプール」の意味・読み・例文・類語

クアラ‐ルンプール(Kuala Lumpur)

マレーシアの首都。マレー半島中西部、クラン川とゴンバック川の合流点に位置する。19世紀半ばよりすず鉱採掘で発展住民多くは中国系。プトラジャヤへの連邦政府機能の移転が進められている。人口行政区158万(2008)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クアラルンプール」の意味・わかりやすい解説

クアラルンプール
Kuala Lumpur

マレーシアの首都。マレー半島南西部,マラッカ海峡から 40km入ったクラン川とゴンバク川の合流点に位置する。月平均気温 26.6℃ (12月) ~27.7℃ (6月) ,月降水量 117mm (7月) ~289mm (11月) 。ゴム,スズ (錫) 集散加工地で,衛星都市ペタリンジャヤを中心に工業も発達。 1857年中国人がスズ採鉱のために集落をつくり,1860年代にスズの集散地として発展。 1880年イギリス保護領セランゴールの行政中心地,1896年マラヤ連合州の主都。 1957年マラヤ連邦独立とともに首都となり,1974年周辺地域とともに連邦直轄区となった。イスラム,中国,マレーの伝統文化とヨーロッパ文化が混在し,マレー人は行政機関で,中国人は商業で影響力をもつ。主要な建物は,第2次世界大戦後建てられた国会議事堂,国立モスク,国立競技場,博物館。大戦前のものには,イスラム風のクアラルンプール駅がある。郊外マラヤ大学,国民大学,農業大学,工科大学がある。マラヤ鉄道西岸線が通るほか,外港のクランに通じる線がある。中国人が半数以上を占め,マレー人は約4分の1。人口 149万3000(2009)。

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百科事典マイペディア 「クアラルンプール」の意味・わかりやすい解説

クアラルンプール

マレーシアの首都。スランゴール州に属す。マレー半島西部,マラッカ海峡に注ぐクラン川の河口から約80km,ゴンバク川との合流点にある。スズ,ゴム産地の中心。19世紀後半から華人の鉱山労働者の町として発展した。1890年イギリス行政官の駐在所となり,マレー半島の中心地として開発が進んだ。半島を縦断する鉄道が通る。周辺のベタリン・ジャヤ,シャー・アラムなどとともに大都市圏を形成する。同国の経済発展を反映するように,新国際空港,世界上位のペトロナスタワーがある。大学,王宮,博物館,世界最大のモスクがある。130万5792人(2000)。
→関連項目マレーシア

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「クアラルンプール」の解説

クアラルンプール
Kuala Lumpur

マレーシアの首都。マレー半島西部のゴンバク川とクラン川の合流点に形成されたマレーシア最大の都市。1850年代に錫(すず)埋蔵地が発見され,その採掘に従事した華人労働者の居住地から都市へと発展した。80年のスランゴール州イギリス植民地政庁の移転を契機に行政の中心地となり,96年に成立したマレー連合州の首都もここに置かれた。住民の多くは広東系の華人だが,近年はマレー人の流入がふえている。

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