ギ・キ・シ・くにつかみ(漢字)

普及版 字通 の解説


人名用漢字 9画

[字音] ギ・キ・シ
[字訓] くにつかみ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は氏(し)。〔説文一上に「地なり。物を提出するなり」と地・・提の声義の関係を以て説く。〔周礼、春官、大司楽〕「地示を祭る」と示を用いることもあり、古くは示(し)の声であろう。氏は氏族のとき用いる小刀の形、は氏族の神で、産土神(うぶすながみ)を意味する字であろうと思われる。

[訓義]
1. 土地の神、くにつかみ、うぶすながみ。
2. やすらか。
3. 病む。
4. 大きい。
5. 助詞、ただ、まさに。

[古辞書の訓]
名義抄 カミ・マコトニ・マサニ・オホイナリ・タマタマ・ハジメ・ヤスシ・タダ・ウヤマフ・サイハヒ/山 ヤマツマ

[熟語]

[下接語]
・嶽・山・粛・神・人・水・僧・地・明

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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