旺文社世界史事典 三訂版 「ギリシア−トルコ戦争」の解説
ギリシア−トルコ戦争
ギリシア−トルコせんそう
第一次世界大戦で戦勝国となったギリシアは,イギリスの支援をうけてヴェルサイユ会議の進行中であった1919年5月,敗戦国トルコ領のイズミル(スミルナ)に出兵。これに対して,トルコ民族運動の指導者ムスタファ=ケマルはオスマン皇帝から独立してアンカラに新政府を樹立し,セーヴル条約を否認,みずから兵を率いてギリシア軍を破った。1922年9月にトルコはイズミルを奪回し,翌23年7月,独立を回復するローザンヌ条約を締結した。
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