キョウチクトウ(夾竹桃)(読み)キョウチクトウ

百科事典マイペディア の解説

キョウチクトウ(夾竹桃)【キョウチクトウ】

インド原産のキョウチクトウ科の常緑低木。高さ3〜4m。花期は7〜10月で,夏の花木として庭や公園に植えられる。暖地好み,東京以西では露地で育つ。葉は革質の狭披針形で,3枚が輪生または対生。花は径4〜5cmで高杯状,普通紅色だが,白,淡黄,絞り等あり,八重もある。さし木でふやす。
→関連項目ストロファンチン

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

キョウチクトウ(夾竹桃)
キョウチクトウ
Nerium indicum; oleander

キョウチクトウ科の常緑大低木で,しばしば 5mにも達する。インド原産。乾燥高温に強く,世界の温帯熱帯で広く植えられている。厚手の細い葉が3枚輪生する。傷つけると白い乳液を出し,有毒である。枝先にモモのような紅花多数集めてつける。八重咲きのものが普通であるが,淡黄色のものや白色花の品種もある。キバナキョウチクトウは南アメリカ原産で別属の植物である。

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