キューン(読み)きゅーん(英語表記)Alfred Kühn

日本大百科全書(ニッポニカ) 「キューン」の意味・わかりやすい解説

キューン
きゅーん
Alfred Kühn
(1885―1968)

ドイツの実験動物学者。フライブルク大学卒業。ゲッティンゲン大学教授、カイザー・ウィルヘルム研究所(現、マックス・プランク研究所)所長チュービンゲン大学およびマックス・プランク研究所教授などを歴任し、ドイツ動物学の指導者として研究・教育に携わり、全世界的な影響を及ぼした。ドイツ流の緻密(ちみつ)かつ構成的な学風をもって下等動物の感覚生理学をはじめ、昆虫遺伝生化学的研究、ヒドロ虫の発生などの広範な分野にわたり優れた業績を残した。教育面での貢献も目覚ましく、一般動物学、発生学の教科書は名著として知られ、第二次世界大戦前後の日本の動物学の教科書で、これらの影響を受けないものはないとされている。

[竹内重夫]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キューン」の意味・わかりやすい解説

キューン
Kühn, Lenore

[生]1878
[没]?
ドイツの女流美学者。新カント学派の美学者として知られる。主著"Die Autonomie der Werte-Eine kritische Grundlegung nach transzendental-teleologischer Methode" (2巻,1926~31) 。

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百科事典マイペディア 「キューン」の意味・わかりやすい解説

キューン

ドイツの考古学者。1930年ケルン大学,1946年マインツ大学教授。先史美術の研究家。著書人類と文化の誕生》。

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367日誕生日大事典 「キューン」の解説

キューン

生年月日:1885年4月22日
ドイツの動物学者
1968年没

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20世紀西洋人名事典 「キューン」の解説

キューン


クーンをも見よ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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