キュウリュウチュウ(九竜虫)(読み)キュウリュウチュウ

百科事典マイペディア の解説

キュウリュウチュウ(九竜虫)【キュウリュウチュウ】

別名キュウリュウゴミムシダマシ。ゴミムシダマシ科の甲虫の1種。体長6mm内外,黒褐色光沢がある。中国東南アジアに分布し日本には移入されたと思われる。幼虫,成虫ともに乾燥した植物質を食べる。薬草で飼育したものを生きたまま飲むと強精になるとして一時宣伝されたが,その効用は疑わしい。

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世界大百科事典(旧版)内のキュウリュウチュウ(九竜虫)の言及

【キュウリュウゴミムシダマシ】より

…甲虫目ゴミムシダマシ科の昆虫。本州以南のほか,中国,東南アジアなどに分布する。成虫は黒褐色で光沢がある。触角は先端へ太まり,胸部背面は後縁の両側にくぼみがある。体長6mm内外。穀類,穀粉,乾燥果実をはじめ乾いた動植物質のものを広く食べる。成虫は食物に数個の卵を固めて,または不規則に産みつける。雌1個体で通常300~400個を産む。孵化(ふか)した幼虫は夏季では約50日後に蛹化(ようか)するが,その間に8回くらい脱皮する。…

※「キュウリュウチュウ(九竜虫)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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