キュウチュウ(吸虫)(読み)キュウチュウ

百科事典マイペディア 「キュウチュウ(吸虫)」の意味・わかりやすい解説

キュウチュウ(吸虫)【キュウチュウ】

吸虫綱扁形動物総称人畜に重要な寄生虫がある。複雑な発育史をもち,卵から有毛幼虫(ミラキジウム)になり第1中間宿主の中で胞子嚢幼虫(スポロキスト)からレジアになり,有尾幼虫(ケルカリア)が水中に泳ぎ出しジュウケツキュウチュウ(住血吸虫)類を除き第2中間宿主に入りさらに終宿主に寄生する。人体寄生虫にはニホンジュウケツキュウチュウ(日本住血吸虫),ハイキュウチュウ(肺吸虫),カンキュウチュウ(肝吸虫)などがある。
→関連項目寄生虫ジュウケツキュウチュウ(住血吸虫)

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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