キャンバー(読み)camber

精選版 日本国語大辞典 「キャンバー」の意味・読み・例文・類語

キャンバー

〘名〙 (camber) ハンドル操作を容易にするため、自動車の両前輪前方から見て上開きになっている状態

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デジタル大辞泉 「キャンバー」の意味・読み・例文・類語

キャンバー(camber)

自動車の、両前輪の外側へのわずかな傾き。ハンドル操作を軽くし、前輪のむだな振れを取り除く。

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パラグライダー用語辞典 「キャンバー」の解説

キャンバー

キャノピー翼弦線と、中心線との距離。キャノピー(翼)が効率良く揚力リフト)を発生させる為に横から見るとアーチのようなカーブを描いており、キャンバーの値が一番大きいところを最大キャンバーという。最大キャンバーが大きいと揚力の発生も大きいが抗力も増える。高速レンジの機体ほどキャンバーは小さめ(薄め)の傾向があるが、パラグライダースピードはなるべく低速から高速までレンジを広げたく、また失速特性やキャノピーの剛性にも影響する為、キャンバーの値はプロファイルを含めメーカーにより違いを見せている。
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世界大百科事典(旧版)内のキャンバーの言及

【舟∥船】より

…また断面で見ても船体中心線では船側より甲板を高くし水はけをよくしている。これをキャンバーという。甲板上には船楼および甲板室を設け,操舵室,居住区,倉庫などにあてている。…

【翼】より

…翼型の前縁と後縁を結ぶ直線を翼弦wing chord,厚さの中央を通って前縁と後縁を結ぶ曲線を中心線という。翼型の最大厚さの翼弦長に対する比(%で表す)を翼厚比wing thickness ratio,また中心線と翼弦との間隔の翼弦長に対する比(%で表す)をキャンバーcamberという(間隔そのものをキャンバーということもある)。
[翼の角度の名称]
 飛行中は翼弦を飛行方向に対し適度に傾けて揚力を調節するが,この角度を迎え角angle of attackという(図10)。…

※「キャンバー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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