キャッシュ(英語表記)Cash, Johnny

精選版 日本国語大辞典 「キャッシュ」の意味・読み・例文・類語

キャッシュ

〘名〙 (cash) 現金。売掛けや手形小切手などに対していう。〔舶来語便覧(1912)〕
蓼喰ふ虫(1928‐29)〈谷崎潤一郎〉六「金はその代りキャッシュで即座に払へ」

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デジタル大辞泉 「キャッシュ」の意味・読み・例文・類語

キャッシュ(cash)

現金。また、現金払いのこと。「キャッシュで支払う」
[類語]現金現生有り金

キャッシュ(cache)

宝物の隠し場所。安全な貯蔵所。
コンピューターで、一時的にデータを保管する場所。またそのための仕組み。→キャッシュメモリー

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キャッシュ」の意味・わかりやすい解説

キャッシュ
Cash, Johnny

[生]1932.2.26. アーカンソー,キングズランド
[没]2003.9.12. テネシー,ナッシュビル
アメリカ合衆国のシンガー・ソングライター。本名 J. R. Cash。伝説的カントリー・アンド・ウェスタン歌手ながらジャンルにとらわれない音楽はフォークロック音楽にも影響を及ぼし,重厚なバリトン,明快な歌詞,誠実で弱者に温かい姿勢が人々の心をつかみ偶像的存在となる。貧しい農家の息子として生まれた。1956年『アイ・ウォーク・ザ・ライン』がヒット,1963年に 2番目の妻ジューン・カーターの手になる『リング・オブ・ファイア』でヒットチャートのトップに立つ。黒服をまとい「マン・イン・ブラック」の愛称をもつ。1960~70年代にはボブ・ディランとともにテレビ番組のホストを務め,レコードビートルズに匹敵する売り上げを達成した。グラミー賞を 13回受賞,1980年カントリーの殿堂,1992年ロックの殿堂入りを果たし,1996年ケネディ・センター功労賞を受賞した。2005年,キャッシュの半生を描いた映画『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』が公開された。

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パソコンで困ったときに開く本 「キャッシュ」の解説

キャッシュ

一度利用したデータを再利用するために、読み出しの速い領域に一時的に記憶しておく仕組みのことです。例えば、ブラウザには一度見たウェブページのデータのキャッシュ機能があります。2度目は、ページ変更がなければパソコン側にキャッシュされたデータが使われるので、短時間で表示されます。現金のキャッシュ(cash)ではなく、貯蔵庫の「cache」です。
⇨2次キャッシュサーバー

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「キャッシュ」の解説

キャッシュ

よく使うデータへのアクセスを速くするために、より高速な記憶装置に一時的に保存する仕組み。たとえば、アプリケーションの作業中のデータは、ハードディスクからメインメモリーに読み込んでおくことで、処理を高速化できる。また、Webブラウザーやサーバーのキャッシュ機能では、一度表示したページの内容をファイルに保存することで、次回からは、そのページをすばやく表示できる。

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DBM用語辞典 「キャッシュ」の解説

キャッシュ【cash】

ウェブページへアクセスすると、その文字や画像情報は、必ずユーザーのコンピュータのキャッシュ(履歴フォルダ等)と呼ばれる保管場所にダウンロードされる。ユーザが同じページに2度目にアクセスした時、表示速度が最初のアクセスより早くなるのは、この理由による。

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ホームページ制作用語集 「キャッシュ」の解説

キャッシュ

インターネットの一時ファイル、履歴、Cookie等、使用頻度の高いデータを高速な記憶装置に蓄えておくことにより、低速な装置から読み出す無駄を省いて高速化する。

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世界大百科事典(旧版)内のキャッシュの言及

【デポ】より

…イギリスではホードhoardと呼ぶ。同じ概念はアメリカ考古学でも用い,キャッシュcacheと呼んでいる。日本考古学では,この概念は一般化していないが,〈埋納〉の語をあてたい。…

※「キャッシュ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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