キブド(英語表記)Quibdó

デジタル大辞泉 「キブド」の意味・読み・例文・類語

キブド(Quibdó)

コロンビア西部、チョコ県の都市アトラト川上流部、メデリンなどの内陸部諸都市を結ぶ水運の起終点に位置する。周辺には金・白金などの鉱山がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キブド」の意味・わかりやすい解説

キブド
Quibdó

コロンビア西部,チョコ州州都。首都ボゴタの西北西約 300km,太平洋沿岸平野にあり,カリブ海に注ぐアトラト川の上流部に臨む。 1654年建設。周辺一帯の商工業中心地で,市内には金属細工,製材清涼飲料衣料などの工場がある。近くには金や白金の鉱山,水力発電所がある。アトラト川水運の起点で,道路によりメデリンその他内陸部諸都市と連絡。人口 12万 3102 (1997推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「キブド」の意味・わかりやすい解説

キブド
きぶど
Quibdó

南アメリカ北西部、コロンビア西部、チョコ県の県都。密林地帯の中にある小都市で、アトラト川を溯行(そこう)する小型汽船の終点に位置する。人口11万4318(1999)、11万6256(2019推計)。ゴムココヤシの取引が行われ、付近プラチナなどの鉱産物を産出する。黒人住民が多く、コロンビアでも異郷的な雰囲気が感じられる都市で、よく整備された博物館などもあり、将来は観光地化が予想される。

[山本正三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android