キバナマツバニンジン(読み)きばなまつばにんじん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「キバナマツバニンジン」の意味・わかりやすい解説

キバナマツバニンジン
きばなまつばにんじん / 黄花松葉人参
[学] Linum medium (Planch.) Britton
Linum virginianum L.

アマ科(APG分類:アマ科)の一年草。全草に毛はない。葉は互生または対生し狭長で長さ1~3センチメートル。夏に頂生または腋生(えきせい)する総状または穂状花序に黄色の小花を開く。萼片(がくへん)5枚は宿存し花弁は脱落性。雄しべ5本は基部で癒合し、普通は小形の仮雄蕊(かゆうずい)と互生する。北アメリカ原産で日本に帰化している。

[小林純子 2020年7月21日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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