キヌクリジン

化学辞典 第2版 「キヌクリジン」の解説

キヌクリジン
キヌクリジン
quinuclidine

1-azabicyclo[2.2.2]octane.C7H13N(111.19).ピペリジン環を含む二環式の塩基.4-(2-ヨードエチル)ピペリジンをエーテル中で加熱するとヨウ化水素酸塩が得られる.昇華性結晶.融点158 ℃.キナアルカロイド,そのほかに含まれる構造をもち,強い塩基性触媒として使われる.[CAS 100-76-5]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android