キタノホッケ(読み)きたのほっけ(英語表記)atka mackerel

日本大百科全書(ニッポニカ) 「キタノホッケ」の意味・わかりやすい解説

キタノホッケ
きたのほっけ / 北
atka mackerel
[学] Pleurogrammus monopterygius

硬骨魚綱カサゴ目アイナメ科に属する海水魚北海道太平洋オホーツク海千島列島(ちしまれっとう)およびベーリング海に分布する。ホッケよりも寒冷水域を好み、まれに北海道南部まで南下する。体は黄色みを帯び、背びれと臀(しり)びれは高い。体に5、6本の明瞭な暗色横帯があることでシマホッケともよばれる。体長は50センチメートルほどになる。多くロシアから輸入され、ほとんどは開き干しにされる。味はホッケよりも劣る。

[尼岡邦夫]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android