ガーゴイル

デジタル大辞泉 「ガーゴイル」の意味・読み・例文・類語

ガーゴイル(gargoyle)

ゴシック式建築の屋根などに配される、怪物の形をした石像本来雨水の吐水口としての機能をもつ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

とっさの日本語便利帳 「ガーゴイル」の解説

ガーゴイル

本来は、ゴシック建築動物などをかたどった雨水を落とすための吐水口。日本では樋嘴(ひばし)といい、公園などの噴水水回りに取り入れられている。動物や怪獣人物の頭を擬することが多く、いずれも口を開けて水を吐き出しているのが特徴

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガーゴイル」の意味・わかりやすい解説

ガーゴイル

樋嘴」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のガーゴイルの言及

【樋】より

…【高橋 康夫】
[西洋]
 ギリシアやローマの神殿では,樋は軒のコーニスが兼ねており,雨水は軒の隅に据えられた獅子の頭の形の彫刻の口から地面に吐き出された。中世建築ではこの水の吐き出し口はガーゴイルgargoyleとよばれ,鳥や獣,怪獣の姿をした彫刻が施された。住宅や宮殿では雨水は中庭側に集めて排水することが多く,外観に樋が現れることは少ない。…

※「ガーゴイル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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