ガリレオ・ガリレイの生涯(読み)ガリレオ・ガリレイのしょうがい(英語表記)Das Leben des Galileo Galilei

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ガリレオ・ガリレイの生涯
ガリレオ・ガリレイのしょうがい
Das Leben des Galileo Galilei

ドイツ戯曲。 15場。 B.ブレヒト作。 1938~39年執筆され,45~46年および 55~56年2度改訂。ガリレイの真実に対する戦い宗教裁判自説撤回,その後の生活を通し,科学者のあり方と政治社会との関係を追究した作品。ガリレイは科学者としては偉大だが,人間としてはきわめて弱い存在として描かれており,真理を知らない人間は単なる愚か者ですむが,真理を知りながらそれを否定することは犯罪であるというブレヒトの主張が強く表現されている。 43年9月チューリヒのシャウシュピールハウスで初演

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android