ガズナ(英語表記)Ghazna

改訂新版 世界大百科事典 「ガズナ」の意味・わかりやすい解説

ガズナ
Ghazna

アフガニスタン東部の都市。現在はガズニーGhaznīと呼ばれる。カーブルの南西150kmにあり,人口3万3000(1984)の小都市である。2世紀のプトレマイオス地理書に,すでにガザカGazakaの名がみえる。ガズナ朝(977-1186)の都として知られ,同朝のサブクティギーンマフムード墓廟がある。またマフムードの戦勝記念塔が2基,東郊外に立っている。市街地の東部の丘の上に城があり,兵営として使われている。周辺は近年ダム建設によって耕地化が進み,農業の発展が著しい。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android