カール・ペーター・ヘンリー ダム(英語表記)Carl Peter Henrik Dam

20世紀西洋人名事典 の解説

カール・ペーター・ヘンリー ダム
Carl Peter Henrik Dam


1895.2.21 - 1976.4.24
デンマークの生化学者。
コペンハーゲン大学教授。
コペンハーゲン生まれ。
卒業後、同地の農獣医学校の講師となる。’23年からコペンハーゲン大学に勤務し、’29年同教授。脂肪含有量がきわめて低く、コレステロールを含まない餌で飼育された鶏は身体の各部に出血傾向があり、その凝固時間も延長する事を発見。’35年その原因がある微量栄養素を不足していると考え「ビタミンK」と名ずける。’39年ビタミンK1を単離。その後K1の性質解明や生理作用、医薬品に改良する為にも尽力。ビタミンEやコレステロールなどの研究にも従事。’43年ノーベル生理学賞受賞。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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