カージマイン・モスク(読み)かーじまいんもすく(英語表記)Kadhimain Mosque

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カージマイン・モスク」の意味・わかりやすい解説

カージマイン・モスク
かーじまいんもすく
Kadhimain Mosque

イラクの首都バグダードの北部にあるイスラム寺院。イスラム教シーア派聖地になっている寺院で、異教徒は囲壁内へは入れない。金色の二つのドームと四つのミナレット(塔)をもつ。シーア派が聖者とあがめているイマーム、ムサ・エッ・カサムとムハンマド・エッ・ガワムの霊廟(れいびょう)であり、その奥に列柱廊に囲まれたモスクがある。現在の建物の大部分は1515年にできたが、19世紀に大幅な修築が行われた。

[紅山雪夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android