日本大百科全書(ニッポニカ) 「カンカン(ギニア)」の意味・わかりやすい解説 カンカン(ギニア)かんかんKankan 西アフリカ、ギニア内陸部にある都市。首都コナクリの東北東約500キロメートル、ニジェール川支流のミロ川河畔に位置する。人口26万1341(1996)、22万1868(2019推計)。ギニア高地の農・畜産業の中心地で、コナクリから鉄道が通じる。また、陸上、水上、航空各交通路の中継点でもある。植民地化以前の内陸長距離交易が盛んであったころに、商業およびイスラム教の中心地として繁栄した。19世紀末、一時サモリ帝国の支配下に入ったが、1891年フランス軍に占領され、フランス領ギニアに編入された。[原口武彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例