カルバクロール

化学辞典 第2版 「カルバクロール」の解説

カルバクロール
カルバクロール
carvacrol

5-isopropyl-2-methylphenol.C10H14O(150.21).精油成分の一つ.オリガヌム油やしょうのう油などに含まれ,広く植物界に存在する.融点0.5~1 ℃,沸点237 ℃.0.976.1.5205~1.5240.フェノール様の臭気があり,水に不溶,エタノールエーテルなどに可溶.せっけんの香料薬用化粧品製造などに用いられる.[CAS 499-75-2]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「カルバクロール」の解説

カルバクロール

 C10H14O (mw150.22).

 イソチモールともいう.オリガナムタイムなどの精油から得られ,香料として使われる食品添加物

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のカルバクロールの言及

【ヤマジソ】より

…ホソバヤマジソM.chinensis Maxim.は葉が細く,茎の毛は短くて下向く。精油のカルバクロールcarvacrolを含み,本州の中国地方,九州,朝鮮,中国に分布する。【村田 源】。…

※「カルバクロール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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