カルタゴ会議(読み)かるたごかいぎ

世界大百科事典(旧版)内のカルタゴ会議の言及

【新約聖書】より

…最後の《ヨハネの黙示録》は,世の終りについて詳細に描写をする黙示文学書であるが,著者は《ヨハネによる福音書》の著者と同一ではない。新約聖書が最終的に今日の形態をとるに至ったのは,397年のカルタゴ会議においてであり,それまでは各地方でそれぞれ独自のまとまりをもつ聖書が用いられていたと思われる。正典の決定を促す動機となったひとつの要因は,2世紀半ばのグノーシス主義者マルキオンが独自にしかも排他的にみずからの正典をつくり上げたことであった。…

※「カルタゴ会議」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android