日本大百科全書(ニッポニカ) 「カバラ(ギリシア)」の意味・わかりやすい解説 カバラ(ギリシア)かばらKaválla ギリシア北部、マケドニア地方東部のカバラ県の県都。人口6万3293(2001)。エーゲ海北岸のカバラ湾に臨む。北部ギリシアではテッサロニキに次ぐ重要な港湾都市で、タバコの集散地。古代ローマ時代にはネアポリスNeapolisとして知られた都市の後を継ぐもので、14世紀後半よりオスマン・トルコ帝国の支配下に入り、1813年スルタンより同市出身のエジプト太守ムハンマド・アリーに授封された。バルカン戦争中ブルガリアに占領され、1913年にギリシア領に回復。古いイスラム教徒地区やビザンティンの城郭が残る。[真下とも子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例