カナマラ様(読み)かなまらさま

世界大百科事典(旧版)内のカナマラ様の言及

【性器崇拝】より

…農耕社会において道祖神は,境の神であると同時に,豊穣をもたらす性神の機能を与えられているのである。 このほか,男女の生殖器に似た自然石に子宝や良縁を祈ったり,金精様(こんせいさま)とかカナマラ様とよばれる男根像に対する同様の信仰もみられる。愛知県の田県(たがた)神社の祭礼には巨大なペニスの御神体が登場するので有名であるが,祭礼に行われる芝居の服装や儀礼に誇張した男根をつける例も各地にしばしばみられる。…

※「カナマラ様」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」