カッターローダー(読み)かったーろーだー

世界大百科事典(旧版)内のカッターローダーの言及

【採炭】より

…坑内に電車が使われたり,蓄電池を利用した安全ランプが発明されたのも19世紀末から20世紀にかけてであった。 炭鉱の坑内が機械化され,今日のような近代的炭鉱になるのは20世紀に入ってからであるが,とくに第1次大戦後のヨーロッパの復興期には,ベルトコンベヤやカッターローダー(石炭層の下縁をカッターで切り崩し,崩壊した石炭をコンベヤにのせる機械)が開発されて長壁式の採炭法が発達し,火薬の使用とともに高能率の採炭が行えるようになった。さらに第2次大戦後のヨーロッパの各炭鉱では,水圧鉄柱とカッペによる長壁式採炭が,アメリカの炭鉱ではコンティニュアスマイナー(機械本体の前方にある切削刃のついた回転ドラムで石炭を切削し,その石炭をすくいとって,コンベヤで後方の運搬装置に運び入れる作業を行う機械)を使用する炭柱式の採炭技術が進歩した。…

【採炭機】より

…このころまでの採炭機の動力源は圧縮空気(圧力5~6kgf/cm2)で,その出力も30kW程度であったが,40年ころには,電動機が使用されるようになり,出力も45kW程度に増大した。さらに,採掘された石炭を積みこむ装置を備えた採炭機(カッターローダーcutter loader)の開発が,主としてイギリスで試みられた。 40年代にアメリカでは,残柱式(柱房式)採炭法に使用する採炭機の開発が行われ,46年にはコンティニュアスマイナーが出現した。…

※「カッターローダー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」