カタンガ[州](読み)カタンガ

百科事典マイペディア 「カタンガ[州]」の意味・わかりやすい解説

カタンガ[州]【カタンガ】

シャバ[州]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のカタンガ[州]の言及

【コンゴ動乱】より

…結局ルムンバのコンゴ国民運動の主導下に形式的には単一国家制(したがって中央集権制)をとりながら,実質的には州の権限を大幅に認めた擬似連邦制ともいうべき制度を採用し,集権派のルムンバが首相,分権派のカサブブJoseph Kasavubu(1910‐69)が大統領に就任するという,無理な妥協が目だつなかで独立を達成した。しかし独立から1週間もたたない7月上旬,首都で起こった軍隊の反乱が地方に拡大すると,その機をとらえて分権派のチョンベMoise Tshombe(1919‐69)はカタンガ州(現,シャバ州)の分離独立を宣言し,9月にはカロンジAlbert Kalonjiも南カサイの分離独立を宣言して,本格的な内乱の幕が切って落とされた。 旧宗主国ベルギーは同胞の保護を理由にカタンガ州に軍隊を進駐させ,国連はその撤退を要求して,内乱は国際紛争的様相をも呈し始めた。…

【シャバ[州]】より

…アフリカ中央部,コンゴ民主共和国(旧,ザイール)南東部の州。1972年植民地時代の名カタンガKatangaを現名に改称した。面積49万7000km2,人口560万(1994),州都はルブンバシ(旧,エリザベートビル)。…

【ユニオン・ミニエール[会社]】より

…1906年にベルギー,イギリスの資本提携によって設立されたベルギー領コンゴ(現,コンゴ民主共和国)最大の鉱山会社。正式名称ユニオン・ミニエール・ドゥ・オー・カタンガUnion Minière du Haut‐Katanga。1990年3月までの期限で広大なカタンガ州(現,シャバ州)の鉱業権を独占することが認められ,着実に発展を遂げた。…

※「カタンガ[州]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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