カタツムリ(蝸牛)(読み)カタツムリ

百科事典マイペディア 「カタツムリ(蝸牛)」の意味・わかりやすい解説

カタツムリ(蝸牛)【カタツムリ】

デンデンムシ,マイマイなどとも。有肺類に属する一群の陸生巻貝の総称。殻は右巻のものが多く,体はいつも粘液で湿っている。外套(がいとう)腔壁に血管が網目状に走り肺の働きをする。乾燥すると体を殻の中に縮め,殻口に薄い膜を張る。雌雄同体。多くは土中に卵を産む。関東地方ではミスジマイマイヒダリマキマイマイが,関西地方ではクチベニマイマイニシキマイマイとが代表的。またオナジマイマイウスカワマイマイは日本全土に分布し,野菜等を食害する。→アフリカマイマイエスカルゴ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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