日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 カストロ(Eugénio de Castro)かすとろEugénio de Castro(1869―1944) ポルトガルの詩人。名門の出身。パリでフランスの象徴派詩人と交わり、象徴詩を研究、詩作した。自国の伝統的な作詩法を不満としてその改革を試み、帰国の翌年、詩集『夫婦対談』(1890)を発表してポルトガルに象徴詩を紹介した。ほかに散文詩『ベルキス』、劇詩『サグラモール』などがある。[濱口乃二雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例