カステロ・ブランコ(ポルトガル)(読み)かすてろぶらんこ(英語表記)Castelo Branco

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

カステロ・ブランコ(ポルトガル)
かすてろぶらんこ
Castelo Branco

ポルトガル中東部、ベイラ・バイシャ県の県都。人口3万1464(2001)。標高約500メートル、テージョ(タホ)川を見下ろす丘陵上に位置する。1209年テンプル騎士団により建設され、その城塞(じょうさい)跡がある。織物業に伝統があり、鳥や竜の模様を美しくあしらったベッド掛けなどを産する。周辺は森林と農業地帯で、オリーブ、チーズ、コルクを産し、とくに豚肉が有名。

田辺 裕・柴田匡平]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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