改訂新版 世界大百科事典 「カエサリオン」の意味・わかりやすい解説
カエサリオン
Caesarion
生没年:前47-前30
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…次いでエジプトに渡ったが,王位継承の争いにまきこまれた(前48年10月~前47年3月)。戦いに勝って王位につけたクレオパトラと結ばれ,一子カエサリオンをもうけたが,前47年9月,小アジアのゼラでミトリダテス大王の息子ファルナケスを討って,小アジアの秩序を回復した(この時の元老院あて報告が〈来た,見た,勝った〉の3語)。さらにアフリカに渡り,スキピオの率いるポンペイウスの残兵をタプソス(現,チュニジアのテブールバ)に破り(前46年4月6日),小カトーを自刃させた。…
…ときにクレオパトラは21歳,カエサルは52歳であった。彼女は彼の子カエサリオンを生んだ。やがてローマに戻ったカエサルの招きで,彼女はカエサリオンと共にローマ市に招かれた(前46)。…
※「カエサリオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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