日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
カウフマン(Konstantin Petrovich Kaufman)
かうふまん
Константин Петрович Кауфман/Konstantin Petrovich Kaufman
(1818―1882)
ロシアの将軍、政治家。工科士官学校を卒業(1839)、1840年代にはカフカス(コーカサス)で、50年代にはクリミア戦争で戦闘に従事し、頭角を現した。67年からはトルキスタン軍管区司令官およびトルキスタン軍事総督として、ロシアの中央アジア進出の指揮をとった。すなわち、68年にはブハラヘ、73年にはヒバ・ハン国へ軍を進め、これらの地方を征服。さらに74~76年にはコーカンド・ハン国の反乱を鎮めて、これをロシア帝国に併合した。
[外川継男]