カウズ(英語表記)Cowes

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カウズ」の意味・わかりやすい解説

カウズ
Cowes

イギリスイングランド南部,ワイト島北端の町。ハンプシャー県沖のイギリス海峡にあるワイト島の主要港で,メディナ川の河口に位置する。造船航空機,船舶用具などの工業が立地する。1540年ヘンリー8世によってつくられたカウズ城があり,1856年城に王立ヨットクラブの本部が置かれて以来,イギリスのヨット競技の中心地となり,毎年 8月初めに開かれるヨットレースは国際的にも有名。人口 9663(2001)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のカウズの言及

【ワイト[島]】より

…温和な気候と美しい風光に恵まれ,南東岸のサンダウンSandown,シャンクリンShanklin,ベントナーVentnorなどがビクトリア時代以来,海岸保養地となっている。牧羊など農業のほか石材業や,北岸のカウズCowesでは造船,航空機工業がみられる。カウズには王立ヨット艦隊が置かれ,8月に開催されるカウズ・ウィークと呼ばれるレガッタをはじめ,ヨット競技が盛ん。…

※「カウズ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android