オルビア(英語表記)Olbia

デジタル大辞泉 「オルビア」の意味・読み・例文・類語

オルビア(Olbia)

イタリア半島西方サルデーニャ島、サルデーニャ自治州の都市。同島北東部に位置し、この地域における経済中心地であるほか、高級リゾート地コスタズメラルダエメラルド海岸)の玄関口として知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オルビア」の意味・わかりやすい解説

オルビア
Olbia

イタリア西部,サルジニア島北東部,サルジニア州サッサリ県の港町チレニア海にのぞむオルビア湾奥に位置する。ギリシアの植民地として創建され,12世紀にピサの植民地として再建,1939年までテラノーバパウザニア Terranova Pausaniaと呼ばれた。フェニキア人,ローマ人の墓跡がみられ,ロマネスク聖堂が残る。本土チビタベッキア定期航路で結ばれ,空港もある。同島南部のカリアリと結ぶ鉄道起点で,同島への交通の拠点となっている。イワシ漁業,コルク加工が行われる。近年同島北東部のコスタズメラルダなどのリゾート開発によって急速に発展しつつある。人口4万 600 (1991推計) 。

オルビア
Olbia

古代サルマチア (サルマート ) の都市。黒海北岸,ボリステネス川 (現ブグ川) とヒュパニス川 (現ドニエプル川) の河口近くにあった。前7世紀頃ミレトス人によって建設され,前6世紀に漁業とコムギの貿易港として栄えた。前3世紀以後衰え,一時復興したのち3世紀にアラン族に破壊された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android