オリーブ[山](読み)オリーブさん

百科事典マイペディア 「オリーブ[山]」の意味・わかりやすい解説

オリーブ[山]【オリーブさん】

エルサレム東方にある連丘最高点(標高814m)。ケデロンの谷を隔てて市街に接し,西麓ゲッセマネの園がある。この頂上から,イエス・キリストが昇天したと伝えられる(《使徒行伝》)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のオリーブ[山]の言及

【エルサレム】より

…山の上にある都市なので,そこへの旅はまさしく〈のぼる〉という表現がふさわしい。尾根の上にあるといっても,標高800m級の丘(スコープスScopus山,オリーブ山,ヘルツルHerzl山など)と深く切り込んだ谷(キドロンKidronの谷,ヒンノムBen Hinnomの谷,ソレクSorekの谷など)とが交錯して,かなりの凹凸がある。旧市街はほぼ標高750m程度の高さにある。…

【ゲッセマネの園】より

…ゲッセマネGethsemaneとはヘブライ語で〈オリーブ油しぼり〉を意味し,その名のとおり,エルサレムの東のケデロンの谷をへだてたオリーブ山にある園。《マルコによる福音書》14章32節(および他福音書中の並行個所)がこの名に言及する。…

※「オリーブ[山]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android