オリンピア(アメリカ合衆国)(読み)おりんぴあ(英語表記)Olympia

翻訳|Olympia

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

オリンピア(アメリカ合衆国)
おりんぴあ
Olympia

アメリカ合衆国、ワシントン州北西部の港都で、同州の州都。人口4万2514(2000)。ピュージェット湾南端部に位置し、古くから輸入港として栄え、カキ漁の本場でもある。材木や多様な木製品が特産で、ビール、缶詰、台所用品の製造や造船業も盛ん。町が創設されてまもない1853年に、新設のワシントン準州の州都となった。1880年代にノーザン・パシフィック鉄道が開通してから急速に発展した。北方オリンピック山地東方レーニア山を望む美しい都市で、港を見下ろす高台の州議事堂は、総工費1500万ドルをかけたドーリア式建築の美しい建物である。

[作野和世]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android