オペラ(コンピュータ)(読み)おぺら(英語表記)Opera

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オペラ(コンピュータ)」の意味・わかりやすい解説

オペラ(コンピュータ)
おぺら
Opera

ウェブブラウザーの一つ。Windows(ウィンドウズ)やMac OS(マックオーエス)、Linux(リナックス)などのパソコン環境をはじめとして、スマートフォン、携帯電話、ゲーム機など、さまざまなプラットフォームやOS上で動作する。対応言語はバージョン12の時点で60。ノルウェーの大手通信会社のテレノール(Telenor)社が1994年に開発をスタートさせたもので、翌1995年にはオペラ・ソフトウェア(Opera Software ASA)社がプロジェクトを引き継ぎ、1996年に最初の版が発表された。当初は有料版もあったが、2005年9月からはすべて無料化された。

 一つのウィンドウに複数のページを表示して、タブキーを使って切り替えて利用するタブブラウザーの機能をいち早く取り入れたことで知られる。また、マウスの動作のみで「進む」「戻る」などのブラウザー操作を可能にするマウスジェスチャーや、キーボード操作でウェブ閲覧をより速く行うキーボードショートカット、アドオンとよばれる拡張機能などが利用できる。さらに、ポップアップ画面のブロック設定や、視覚的なブックマークであるSpeed Dial(スピードダイヤル)、外観変更など、ユーザーにあわせたカスタマイズも簡単にできるようになっている。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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