オプシチナ(読み)おぷしちな

世界大百科事典(旧版)内のオプシチナの言及

【ミール】より

…ロシアの農村共同体のことで,オプシチナobshchinaとも,オプシチェストボobshchestvoともいう。ロシアでも古くは血縁的共同体が存在していたが,階級社会の成立とともに地縁的農村共同体に発展した。…

【ロシア】より

…61年の勅令によって農奴身分から解放されたあとも,地主から分与された土地に対して買戻金を支払わなければならなかった。
[村むらのくらし]
 帝政期には国有地と地主の領地とを問わず,農民たちは村単位でミールmirあるいはオプシチナobshchinaと呼ばれる共同体をつくっていた。納税や年貢や兵役などの義務を共同体が連帯責任の形で負っていたのである。…

※「オプシチナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」